冷えとアトピーの関係、その対策

冷え対策 ~陽性食品と陰性食品

この記事の重要度

冷えは病を引き寄せます。アトピーの症状を固定化させて長引かせています。冷えは上手に解消しましょう。体温がきちんと保たれている身体なら病は寄りつきません。

読者の方から以下のような質問をいただきました。

アトピーの悪化と同時期に体の冷えと便秘が生じた。便秘は水やザワークラウトなどを摂取するようになって大分よくなったが、冷えが慢性的に残っている。加齢による筋肉量と代謝の低下が原因と思い筋トレなどを始めたが、冷えにはあまり効果がない。小食や1日断食をすると血糖値が上がらないためか体温が上がらずかなり冷える。冷えと断食とアトピーとの関係、対策などはありますか?(morizoさん)

冷えとアトピーのあいだには直接的な関係があると、わたしは考えています。

冷えとアトピー

冷えの原因は、悪血(血行不良)

冷えの原因は血行不良です。morizoさんのお話では、冷えがかなり自覚的なご様子です。血流が相当に悪くなっているのだろうと推察します。

毒素や老廃物を含んだ血塊――悪血があちこちに滞留していて、それが冷えているのです。悪血は発熱しません。どんどん冷たくなって周囲の器官や細胞から熱を奪い、まわりを汚染していきます。

じつはわたしも再発時、かなり冷えがひどかった。実際、患部の血をとると、まるで冷蔵庫からとりだしたばかりのように冷たい血がとれて驚嘆した覚えがあります。

血糖値と冷えに直接の関係はないと考えています。エネルギーが不足しているせいで体温があがらない、という間接的な影響はあるにしろ、少食や断食が冷えそのものを促進することはなかろうと思います。

冷えがひどかったころ、わたしは毎日たらふく食べていましたし、糖質もたくさん摂っていました。

冷え対策~陽性食品と陰性食品

1.陽性の食べ物中心の食事

冷え対策としてまず挙げられるのは、身体を温める食事です。陰性の食べ物の食べすぎを減らし、陽性の食べ物をきちんと摂るのです。

動物性たんぱく質の摂取回数を極端に減らしている方で、冷えが気になる場合、食べる回数を少し増やしてみるといいかもしれません。

陰性食品

 強い陰性陰性やや陰性
穀類パンうどん
とうもろこし
野菜なす
トマト
生椎茸
馬鈴薯
ピーマン
もやし
えのき茸
セロリ
胡瓜
ブロッコリー
いんげん
里芋

干し椎茸
ほうれん草
薩摩芋
蒟蒻
白菜
小松菜
ねぎ
キャベツ
果物葡萄
バナナ
パイン
メロン


みかん
西瓜

りんご
さくらんぼ
豆類そら豆
大豆
豆腐
納豆
油揚げ
厚揚げ
高野豆腐
がんもどき
肉類

乳製品
アイスクリームヨーグルト
飲み物コーヒー麦茶
緑茶
果物ジュース
牛乳
日本酒
ビール
香辛料わさび
生姜
胡椒
唐辛子
にんにく
調味料白砂糖
蜂蜜
ウイスキー
清涼飲料水
化学調味料
黒砂糖ごま油
菜種油
紅花油
オリーブ油

陽性食品

 やや陽性陽性強い陽性
穀類そば
野菜自然薯
肉類

乳製品
豚肉
羊肉
無精卵
チーズ
牛肉
鶏肉
有精卵
魚介小魚

たこ
牡蠣
カニ
平目
海老
たい
いわし
あじ
まぐろ
さば
ぶり
飲み物タンポポ茶
調味料醤油
自然塩
味噌
梅干し
沢庵
精製塩

中庸の食品

 中庸
穀類米、もち、パスタ、あわ、きび
野菜玉葱、大根、南瓜、人参、蓮根、ごぼう
豆類小豆、
胡麻
海藻わかめ、海苔、昆布、ひじき
飲み物番茶、はぶ茶、紅茶、葛湯
陽性食品と陰性食品の違い

一概にはいえませんけれど、陽性食品にはナトリウム(発熱促進、体熱の放出を抑制)が多く含まれ、陰性食品にはカリウム(体温上昇を抑制、発汗利尿促進)が豊富に含まれていることが多いようです。

アトピーならたくさん食べるべき野菜のほとんどが陰性食品に区分されています。が、火を通せばたいていは中庸となりますので、問題ありません。注意したいのは、強い陰性食品であるナス科野菜(トマトやなす、じゃがいも、ピーマンなど)と果物です。

それと、やたら塩分を控える方がおられますが、アトピーと塩分には関係がありません。それどころか、適切に摂らないと血液や体液が粘りを持ち、血行不良の一因となります。ただし精製塩はやめて、天然塩を使いましょう。

現代栄養学にこうした陰陽の概念はありません。けれどもこの陰陽法則はわたしたちの生活と健康に深く関わっています。

たとえば暑い土地の人たちがよく食べるものには陰性食品が多い。反対に寒い土地の人びとの食べ物には陽性食品が多い。これは人間が、暑さ寒さに対抗するために必要なものを自然に選択してきたということを物語っています。

同じ日本の野菜でも、夏野菜は強い陰性であることが多く、冬の野菜は中庸よりのものが多い。これも、食物の陰陽が自然法則そのものであることを教えてくれていると感じます。

ところが現代の食べ物からは陰陽の法則、すなわち季節感がほぼ失われています。

ハウス栽培によって真夏でも冬野菜が、真冬でも夏野菜が手軽に手に入ります。とてもありがたい話なのですが、あまり季節感のない食生活を送っていると、身体の調子を崩したりすることもあるわけです。

たとえば最近はトマト鍋が流行っていますね。あれなんて自然法則からは完全に逸脱しているというわけです(笑)。

2.悪血をつくらない食事

身体を温める食べ物を摂ることにくわえて、毒素を溜めない(血液を汚さない)食事というのもとても大切です。

  • アルカリ性食品を中心にして身体を浄化する。
  • 添加物や農薬など化学物質の多い食品を避ける。

3.血行を改善し、悪血を除去する

さらに体内の悪血を物理的に減らしていく、これも必要です。

悪血を流すのに効果的なのは、

  • 運動
  • 半身浴

身体を温めることに主眼を置くなら、筋トレなどの無酸素運動より、ジョギングなど全身を使う有酸素運動がベターです。筋トレをする場合は、背中と太ももを中心に鍛えると◎。背筋や大腿筋が弱ると身体が冷えやすいからです。

運動をする際の注意点としては、汗をかいたらすぐ拭くということ。汗が蒸発するとき、身体から大量の熱を奪っていきます。

半身浴を行なう際は、生姜を活用するといいと思います。わたしは半身浴中、生姜紅茶や生姜湯を飲んでいました。生姜は身体を強力に温めてくれます。

さいごに

冷えも便秘もアトピーの大敵です。とくに冷えは万病のもと。身体の各部に栄養が行き渡らなくなるうえ、排泄機能が低下します。免疫力もがくんと落ちてしまいます。

この冷えを上手に解消すれば、血行がよくなって、デトックスも促進します。免疫力も高まりますから、アトピーの治癒もスピードアップするはずです。


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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、100日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。また食生活アドバイザー(社団法人FLAネットワーク協会認定)の視点から、健康に暮らしていくための正しい食事法を提案。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。