ココナッツオイルやヨーグルトを使ったスキンケアのコツ

ココナッツオイル

わたしは昔、皮膚科で保湿剤――ワセリンやヒルドイドをもらっても大概は捨てていました。たまに気が向いて塗布しても、反対にかぶれることが多かったからです。

入浴時はナイロンタオルでゴシゴシ、そのあとは塩でゴシゴシ。まるで因幡の白うさぎのようですが、アトピーの改善因子が悪化因子をうわまわっているときは、肌状態はよくなります。反対であれば、悪くなる。

が、そうはいっても肌荒れがひどいときは藁にもすがりつきたくなる。いろいろと試していくなかで、独自に発見し、しばらく使っていたものが2つあります。

ココナッツオイルはスキンケアや保湿に効果大

ココナッツオイル

有機栽培のココナッツを搾ったオイル。454gで8.4ドル前後でしたから、敏感肌用の化粧オイルよりよほど安いですね。オリーブオイルも化粧オイルとして使われますが、ココナッツオイルのほうがかぶれることが少ないようです。さらに酸化しにくいため、紫外線対策にも効果があるのです。抗細菌、抗ウイルス、抗カビ作用もあります。

料理に使用するために買ったのですが、購入前にいろいろ調べていたら、南の島の人たちは日焼けどめとして、あるいは皮膚炎の治療薬として、ココナッツオイルを昔から全身にすりこんでいると知りました。さらに南国のエステシシャンたちはマッサージオイルとして利用しているというのです。

ココナッツオイルは浸透性が高く、肌に塗布すると皮膚から体内へすっと入りこみます。その後、老廃物を血中へ溶かしだして、肝臓で解毒されて排泄されたり、皮膚から排出されたりするそうです。このことは研究によって立証ずみです。

というわけで、ある日の午後、ジョギングのの直前に上半身に塗ってみたのでした。

ジョギング、筋トレとすませてお風呂に入ると、いつものように大量の汗をかきます。その汗がいつもと違うのです。ぽたぽたとお湯に滴り落ちる汗は白濁していて、いつまでも煙のようにお湯のなかを漂っている。お湯がどんどん濁っていきます。どうやら多量の老廃物を含んでいるように思える。入浴後の肌はいつもよりずっとしっとりしていました。

油を外側から供給しつづけていると、そのうち身体の皮脂腺がボイコットを始め、退化してしまうのではないかと考えていますので、ココナッツオイルを毎日用いることはしませんでした。

ココナッツオイル同様、ヨーグルトもスキンケアと保湿に使える

カスピ海ヨーグルト

手づくりのカスピ海ヨーグルト。以前は毎日食べていました。

次はココナッツオイル以上にスキンケア効果を感じたものです。

ヨーグルトです。カスピ海ヨーグルトをある日、上半身に塗ってみたのです。

皮膚は「内臓の鏡」「第2の腸」なんて呼ばれます。肌の状態はそのまま腸粘膜の状態なのだろうとわたしは考えています。腸にいいものならひょっとして肌にもいいのではないか、手づくりヨーグルトを前にある日、こんな疑問がふつふつと湧いてきたのです。それで、えいやっ、とばかりに塗りたくってみたわけです。昔から傷の治療薬に蜂蜜を用いたりしますので、さほど異常な行動ではないと思っています(笑)。

みごとに効果がありました。

炎症部の赤みがとれ、皮膚の状態がしっとり落ち着いてきたのです。傷の治りが早まったように感じました。乳酸菌が炎症を悪化させる細菌(黄色ブドウ球菌など)を食べてくれたのでしょうか。どういう理屈かさっぱりわかりませんが、とにかく1週間ほどで肌は見違えるようによくなりました。妻がわたしの背中をさすったとき、「あれ、すべすべ」と驚いていたのを覚えています。

それ以降、肌が荒れてきたな、と感じたら、冷蔵庫から取りだして、さっと塗っていました。かゆみ対策にもなります。が、難点が2つあるのです。

  • 乳くさくなる。
  • 頭皮には使えない。

においが強いため、外出の予定がある場合は使えないのです。頭皮のかゆみフケが気になっていたのですが、頭にもさすがに使う気になりませんでした。

効く効かないにはもちろん個人差があると思います。が、ココナッツオイルとヨーグルト、妙薬です。一度、お試しあれ。

さいごに

アトピー肌のお手入れには、ほかにも竹酢液や木酢液ひまし油を使う方法や、昔から伝わる自然療法(野菜やお米の力を借りる方法)があります。安全かつ安心。よろしければお試しください。

オーガニックや無添加食品、サプリ、健康食品ならiHerb

iHerbから届いた品々

国内サイトと同じ感覚で使える健康食品通販サイト、iHerb

わたしがよく利用するのが、「iHerb」という、米国の健康食品通販サイトです。

個人輸入と聞くと敷居が高く感じるかもしれませんが、日本人向けのページがあり、「アマゾン」や「楽天」といった国内通販サイトで買うのとほとんど同じ感覚で利用できます。商品点数3万5000点以上の巨大店舗。米国から日本国内への送料も国内配送料と変わらず、5000円くらい買えば送料は無料になります。

iHerbから届いた品々

空輸ですので、納期はカリフォルニアから東京のわが家まで平均3~5日程度と早いです。

iHerbの、健康食品の品ぞろえがすごい

アトピーの方は安心かつ安全な食べ物を入手したいもの。けれども現在、国内には選択肢がほとんどありません。オーガニック食品や、食品添加物を含まない無添加の食品などは大手スーパーではめったに見かけませんし、そもそも製造している会社自体が少ないから、専門店に足を運んでも種類が少なく、値段は目玉が飛びでるくらい高い。とても続きませんね。

欧州や米国には健康意識の高い人びとが多いので、需要があります。そのために選択肢に幅が生まれます。価格も抑えられています。実際、似たようなオーガニック食品が「iHerb」なら、国産品の数分の1の値段で買えます。

これが、わたしが「iHerb」で買い物をしている理由です。食事の内容が充実するのです。

すでに多くの日本人がヘビーユーザーとなっているようで、商品の口コミ欄には日本語の書き込みが多数見られます。ここを購入前にチェックすれば、買うかどうかのいい判断材料になります。

商品説明も多くが日本語化されています。原材料表示も国内通販サイトよりきちんとしています(材料すべてが表記されている)。アレルギーのあるユーザーへの配慮がいきとどいていますね。食事制限で食べられるものが少ないと感じているときはとても重宝します。

iHerbで買うとお得なもの

たとえば次のようなものをわたしはよく買っています。

参考:おすすめ乳酸菌サプリ乳酸菌サプリ比較

iHerbの初回購入時は、大幅な割引きがある

初回購入時は、最大15ドルの値引きが受けられます。

買い物を終えてカート画面へ移動したら、クーポンコードの欄にまず「JP2018」と入力します。これで10ドルオフが適用される。さらに「GGK236」と入力する。さらに5ドルが差し引かれます。

1つ目の「JP2018」は公式コードで、2つ目の「GGK236」はわたしの個人コード(iHerbの利用者すべてに割り当てられるもの)です。このコードを使っていただくと、紹介料としてわたしにも雀の涙ほどのポイントが付与されるしくみになっていますが、家族やお知り合いにiHerbを利用している方がいるなら、その方のコードを入力することをおすすめします。

アイハーブでの買い物

ある日の買い物です。カリフォルニアから飛行機で届きました。オーガニックの黒パン(全粒ライ麦パン)をまとめ買いしたほか、有機シリアルや有機全粒オート麦、無添加レーズン、グラノーラバー、ビタミンや乳酸菌サプリなどを調達しました。こんなに買っても5000円ほど。オート麦は、水で煮て、レーズンを入れて、オートミールでいただきます。最近のお気に入りです。レーズンは453gも入って、5.94ドル。やはり安いのです。

関税がかかった

手軽に利用できますが、購入の際は注意事項にきちんと目を通してくださいね。iHerbにかかわらず、個人輸入は1回の買い物が1万5500円(たまな変わりますので、購入画面を要チェック)を超えると関税がかかりますので、ご注意ください。わたしもうっかりしていて、関税をとられたことがあります。代引きになります。消費税となぜか送料までプラスされるようです。全部で2224円の追加費用がかかりました。痛いです。

わたしが「iHerb」からお取り寄せして気に入った、オーガニック食品や無添加食品はこちらにまとめています。

きのこのベータグルカンは、アトピーをやわらげる

アガリクス

アレルギー疾患に効果のあるベータグルカン

ベータグルカンという健康成分があります。

アガリクスや霊芝といったきのこ類に多く含まれていて、強い抗がん作用があるといわれます。このほか、アレルギー疾患の抑制効果も期待されています。免疫が低下しているとき、ベータグルカンは免疫力を活性化し、反対に免疫が過剰に働いている状態では免疫反応にブレーキをかけ、正常な状態に戻す効果があるというのです。

それを知って、わたしはステロイドの離脱期にアガリクスと霊芝の粉末を飲んでいました(食事からベータグルカンを十分に摂取するのは難しい)。

霊芝はベータグルカンのほか、アトピーの炎症を引き起こすIgE抗体の過剰放出を抑える成分も含んでいます。どちらも生薬ですから、西洋薬のような即効性はありませんが、ゆるやかに効いていたように思います。もっとも、わらにもすがる思いでしたから、プラシーボ効果かもしれません(そう信じていただけ)。

価格はたしか合計月1万円程度。2年くらい毎日飲みつづけましたから、出費はかさみました。

先日、「iHerb」の売り場をなにげなくのぞいていたら、さまざまなきのこのサプリメントがお試し価格で販売されていました。そこにはなつかしいアガリクスと霊芝の姿も!

どちらもオーガニックの粉末で、100g30ドル弱。600mgを1日1~3回服用、と書いてありますから、1日3回飲んだとしても1日50円くらい。わたしが飲んでいた国内メーカーのものと比べると、かなりお得です。

アガリクス

有機栽培のアガリクス粉末(100g)

霊芝

有機栽培の霊芝粉末(100g)

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ビオチン療法 – ビオチン不足がアトピーの原因!?

ビオチンのサプリメント

ビオチン摂取(ビオチン療法)は、アレルギー症状をやわらげることがある

ビオチンはビタミンB群に属するビタミン。ビタミンHとも呼ばれます。

一番の役割は、体内でアルファリノレン酸からつくられるEPAやプロスタグランジンEの産生を促進するというものです。EPAは炎症の引き金になる物質の代謝を抑えてくれますし、プロスタグランジンE3もアレルギー症状を緩解させます。つまり、アトピーがやわらぐ可能性がある、というわけです。

さらにビオチンは、ヒスチジンというアレルギーのもとになるアミノ酸を体外に排出したり、壊れた皮膚の再生などにも関係しているそうです。

ビオチン不足が自分のアトピーに関与しているかどうかは、ビオチンを1日5mgずつ3か月くらい飲みつづけ、変化があるかどうかを見て判断します。変化がなかったら無関係だった、ということになるわけです。わたしは脱ステ期に3か月ほど試してみましたが、なんの変化も感じませんでした。

まれに、アトピーがよくなった、という人もいるようですが。

ビオチン欠乏症の可能性も

身体が必要な量のビオチンがつくれない「ビオチン欠乏症」という疾患があります。通常は手のひらに膿疱ができる程度ですが、まれに皮膚にアトピー様の症状が出ることもあるそうです。この場合、ビオチンを外から補給してやる方法は有効です。

ビオチンを効果的に働かせるには、マンガンが1日に3~4mgは必要と指摘する専門家がいます。サプリメントを使えばOK。

ビオチンのサプリメント

ビオチンのサプリメント。乳酸菌やビフィズス菌のなかにはビオチンを餌にしている株がいます。ビフィズス菌入りのヨーグルトを大量に摂取している方はビオチンが不足しているかもしれません。ビオチンを試す際は、ヨーグルトをやめてみるといいかもしれません。

さいごに

アトピーの原因について、当ブログでは一貫して「腸」だと考えています。遺伝とは捉えていません。乳児や幼児の原因も同じ。わたし自身に遺伝的な素因がまったくないからです。

腸内環境が悪化することで、腸が傷ついてしまっている。リーキーガット(漏れ腸)と呼ばれる状態に陥っている。これがアトピーや食物アレルギーを引きおこしているのです。腸を癒やす方法をぜひとも身につけてください。

昔から伝わる、伝統的な民間療法

おばあちゃんの知恵袋とでもいうべき、アトピーに効く、伝統的な民間療法を3つ紹介します。脱ステのリバウンド期や重症化したときにたいへんお世話になった方法です。

里芋パスター

里芋を使った湿布薬です。里芋の陰性成分(カリウムなど)が陽性成分(ナトリウムなど)を引きつけ、さらに里芋のアルカリ成分が酸性成分を引きつけることで、体内の毒素を強力に吸いだす作用があるそうです。炎症を引き起こすどろどろ血の原因となっている老廃物――腐敗たんぱく質や過酸化脂質など――を皮膚の毛穴から引っぱりだしてくれます。長期使用すればそのぶん効果が増すようです。かぶれる方はやめたほうがいいですね。

やり方

①里芋を洗って乾かします。里芋の皮は乾かしてからむかないと、かゆみが強まります。

②里芋の皮を厚めにむき、おろし金ですりおろします。

③里芋に対して1割程度の生姜おろしをくわえます。

④里芋と同量の小麦粉をくわえて、よく混ぜます。なお、里芋パスターを長期使用していると、体内から出てくる毒素の量が増えるので、パスターがどろどろになります。この場合は小麦粉の量を最大2倍まで増やして、硬さを調節してください。

⑤完成した里芋パスターを、ガーゼなどに乗せ、厚さ1センチ以上にして広げる。

⑥炎症のひどい部位にごま油を塗って、里芋パスターを貼り、包帯や腹帯などで固定する。5~6時間は効果が持続します。1日に1~3回貼ってください。

長期使用していると、たしかにデトックスが活発になっている感覚がありました。湿布をはずしたとき、貼りつけ面がどす黒く汚れているのです。数時間も経てば生の里芋だから変色もするだろう、と最初は考えていましたが、炎症がひどいところとそうでないところでは汚れ方がはっきり違う。ひどいところに貼ったシップは水分を吸って、とろとろになっていました。

わたしは基本、スーパーで里芋を買っていましたが、こういうものも利用する手も。

里芋粉

里芋パスター専用の里芋粉というのがありました。里芋粉と生姜粉末、小麦粉が合わさっていて、手軽に里芋パスターがつくれます。里芋パスターはがん治療にもよく使用されるそうです。

第一大根湯

動物性たんぱく質過多の食事が引きおこす症状(皮膚炎のかゆみ、腰痛、肩こり)や、煙草(ニコチン)の解毒などに効果があるといわれます。肉や魚の毒素を吸着し分解するダイコンと、抗炎作用のある生姜、血行を促進するしょうゆが相乗効果を発揮するのです。わたしはお風呂につかりながらで飲んでいました。半身浴で、汗をたっぷりとかけます。

やり方

①どんぶり鉢にダイコンおろしを大さじ山盛り1.5杯入れます。

②その1割の生姜おろしとしょうゆ大さじ1/2杯を入れ、沸かした三年番茶200ccを注ぎます。ダイコンおろしのダイコンは下部を使用しましょう。

椎茸昆布スープ

動物性脂肪や、お菓子や加工食品に含まれる中性脂肪を強力に散らし、たんぱく質を分解してくれます。毒を中和し、痛みやかゆみの対策になります。わりとおいしいです。このほか、前の晩に干し椎茸1つと水をコップに入れ、翌朝、そのをくいっと飲む、という健康法も行なっていました。これも体内の毒素を分解し、血液を浄化してくれるそうです。ニキビが治ったという話を聞いたこともあります。

干ししいたけ

一時期、干し椎茸を大量に消費していたので、訳あり品を大量に買っていました。
やり方

①干し椎茸4~5個と昆布を600ccの水で煮ます。中火で20~30分くらいでしょうか。

②スープが3分の2くらいに減ったら、少量のしょうゆで味を整えます。生姜の千切りや刻みネギを入れてもいいです。これを200cc、飲みます。症状がひどいときは400ccほど飲みましょう。

注)干し椎茸の裏を天日に30~60分ほどあてると、ビタミンDが10倍に増えます。時間があるときは、煮る前にぜひやってみてください。

民間療法はほかにもいろいろ

どくだみ茶煮小豆による排毒促進など、日本古来の民間療法や自然療法はほかにもいろいろあります。この記事でもたくさん紹介していますから、よろしければご一読ください。お米やいろんな野菜を、スキンケア保湿に活用する方法です。

ちなみに海外の民間療法ではひまし油がよく使われています。ひまし油の温湿布は、肝機能低下にとても効果があります。肝臓が疲れているな、と感じている方は一度お試しください。

アトピーと腸の不調に効果のあるツボ(指圧、お灸)

お灸

便秘(腸の健康)とアトピーに効果のあるツボ

以下は、腸の健康回復に役立つツボです。腸にほどよい刺激を与え、便意を連れてきてくれるツボが中心。アトピーの改善に役立つものも含まれています。

そもそもアトピーの原因腸の不調ですので、これらはすべてアトピーの改善、完治に役立つといっていいと思います。

イラストが女体なのは、参考飼料がそうなっていたからです。下心も他意もございません(笑)。

おなかのツボ

お腹のツボ

中かん(ちゅうかん)

便秘解消の基本となるツボです。おへその真上、みぞおちとおへその中心に位置しています。人差し指、中指、薬指をそろえて押しあて、お腹が少しへこむくらいまでマッサージします。あおむけになり、お腹の力を抜いて、リラックスしておこなうとベター。速効性のあるツボです。

天枢(てんすう)

中かんと同じく、便秘解消の基本となるツボ。弱った大腸の働きを改善します。場所は、おへその両脇。おへそから指3本分、外側へずれたところにあります。人差し指と中指、薬指を左右のツボにそろえて押しあて、上下に軽く揺するようにして刺激します。速効性のあるツボ。わたしが初めて刺激した日は、開始直後からお腹がごろごろして、たくさん放屁が……。

大巨(だいこ)

天枢から指幅3本分下にあるツボです。腰骨に両手をあて、親指で左右のツボを同時に刺激します。

関元(かんげん)

冷えが原因となっている便秘に効きます。おへそから指4本分程度、下にあります。人差し指と中指をそろえてツボにあて、ゆっくり力を入れて、ゆっくり力を抜く、これを数回繰り返します。

背中のツボ

背中のツボ

脾兪(ひゆ)

消化器や水分の代謝に関わりの深いツボです。首のつけ根にある突起から背骨11個分、下へさがり、左右へそれぞれ指2本分ずれた位置にあります。親指でぐいと押す感じで、刺激します。

便秘点(べんぴてん)

一番下のろっ骨から指幅2本分下にいき、さらに背骨から指幅4本分外へいったところにあります。腰に手をあてて、親指でツボをよくもみこみます。

大腸愈(だいちょうゆ)

大腸の疲れによく効くツボです。痔の解消効果もあるそうず。左右の腰骨の上端を結ぶ高さで、背骨から指幅2本分、外側にあります。指でマッサージしてもいいのですが、指圧しにくいときは、あおむけになり、こぶしを背中の下にさしこみます。それから膝を立てて、身体を揺さぶると、身体の重みでしっかりともみほぐせます。

手のツボ

手のツボ

合谷(ごうこく)

ウサギのようにころころとした便が出ている症状に効果があるツボ。吹き出物やにきびといった、肌のトラブルにも効果があるそうです。親指と人差し指のつけ根、骨が分岐するあたりの内側です。水かきの部分ですね。反対側の親指を、人差し指の骨の下へぐいと押し込みます。あるいは、親指と人差し指ではさみこんでもみほぐすと、上手に刺激できます。

神門(しんもん)

手のひらを上にしたとき、小指側の手前に出っ張っている骨の下にあるくぼみです。親指で、思い切りもみこみます。

足のツボ

足のツボ

足三里(あしさんり)

消化器の機能不全を回復し、心身が元気になるツボです。痔にも効果があります。ひざの外側のくぼみから指4本分下、すねの外側のふちにあります。親指か中指を使い、ごりごりと思い切りもみこみます。

三陰交(さんいんこう)

長期間、便秘続きなら、このツボはおすすめ。むくみにもよく効くそうです。くるぶし上部から指4本分上にいったあたりの、すねの骨の後ろにあるくぼみです。押すと痛みますから、すぐにわかります。両手の親指をそろえてツボに押しあて、痛いと感じるまで突きます。息を吐きながら5秒間突き、吸いながら力を抜く、これを5セット行ないます。このツボは温熱刺激を与えると効果が増しますから、湯船のなかで半身浴でもしながらマッサージするか、お灸を据えるも手。

太衝(たいしょう)

お腹が張っていたり、便が詰まった感じがするときに有効なツボです。足のむくみにも効果があります。足の甲にあります。親指と人差し指の骨がまじわるところで、押すと少し痛む。親指でもみこむようにして、マッサージします。入浴中に、リラックスしておこなうと効果大。

耳のツボ

耳のツボ

便秘点(べんぴてん)、神門(しんもん)、胃(い)

どれも手軽にマッサージできますから、気軽に試せますね。

ツボを指圧する際の注意点

ツボは通常、左右対象です。両方をバランスよく刺激するようにします。指圧を行なう際は、一箇所ずつゆっくりとそれぞれを5回程度刺激すると、効果が得られやすいといわれています。指の腹でマッサージするとすぐ指が疲れてしまうので、わたしは指圧グッズでツボ押しを行なうようにしていました。

お灸の効果

お灸は、もぐさをツボに置いて燃やすことで、熱刺激を与える治療法。内臓の病変は身体の表面にあるツボに投影されるから、そこへ刺激を与えてやれば健康が取り戻せる、という考え方です。

昔は、お年寄りがよくお灸を据えていたものです。わたしのじいちゃんも、縁側に腰掛けて、お灸をしょっちゅうやっていました。わたしの父は悪さをしたら、文字どおり本物のお灸を据えられたそうで、背中や肩にいまも火傷跡が残っています。父はお灸のことを「やいと」といい、思いだすといまだに恐怖を感じるようです。わたしも子どものころは、悪さをすると「やいと据えるぞ」とよく脅かされたものです。本当に据えられたことはありませんが。

やり方は、2つあります。

ひとつは有痕灸。直接、皮膚にもぐさを乗せて、火をつけます。ごく軽い火傷を負います。父が据えられたのはこれですね。

もうひとつは無痕灸。生の生姜やニンニクを皮膚に置き、そのうえにもぐさを乗せて点火。ワンクッション置くことで、熱の刺激がやわらぎます。無痕灸で火傷をすることはありません。

お灸

手前がもぐさ。よもぎを乾燥させたものです。よもぎの精油成分は身体にいい働きをするようです。初めは、指圧グッズでツボ押しをおこなっていましたが、やがて物足りなくなり、わたしはお灸に挑戦。子どものころ、じいちゃん家にあった「せんねん灸」をまさかおのれが買う羽目になろうとは。

一般に、消化器や呼吸器の慢性疾患、神経痛、リウマチなどの方がよく利用されますが、そのほかにも対象となる病気は多岐にわたります。刺激するツボ(約360の正穴と約150の奇穴が定められている)によって、さまざまな病気に効果があるといわれます。そのなかには、アトピーや蕁麻疹、皮膚炎の体質改善を目的としたツボもあります。

有灸痕は、温熱効果にくわえ、あえて小さな火傷を負わせることで、身体から白血球増加や免疫物質生成、毒素排出などの反応を引きだすものです。無灸痕より効果が高いです。わたしの場合、単なる健康増進でなく、病気治療が目的だったので、有灸痕をやってみることにしました。

お灸による火傷が怖くて断念

有灸痕の狙いは、火傷によって、ヒトの免疫の底力を引きだしてやろうというものですから、火傷の跡が残ることがあります。水疱ができることもあります。わたしは、手の甲にある「合谷」というツボに繰り返しもぐさを乗せていたら、やがて火傷跡がくっきりとできてしまいました。

「合谷」以外に、肩先にある「肩ぐう」、ひじにある「曲池」、ひざのうえにある「血海」、ひざのしたにある「足三里」などに有灸痕を据えていました。どれも、アトピーの体質改善につながりそうなツボです。

お灸をはじめると、かゆみがすっと引くのがわかりました。終わるともとに戻りますが、やっているあいだは、かゆみを少し忘れさせてくれます。が、わたしはいつまでも慣れませんでした。父と同じように、やいとが怖い(笑)。

もぐさをこよりのように結って、小さくちぎり、ツボに乗せて、線香でちょんと火をつける。もぐさがチリチリ燃えはじめ、皮膚に熱を感じた瞬間に指でつまんで消す、これを繰り返すのですが、一瞬とはいえ、相手は火ですからやはり熱い。怖じ気づきます。

それにお灸を据えるたび、妻が書斎に「煙たい煙たい」といいながら駆けこんできて大騒ぎするので、ひと月ほどでやめてしまいました。東洋医学は長期戦必至です。わたしはフェードアウトしてしまいましたが、続けていればなにがしかの効果はあったのかもしれません。

お灸のやり方

用意するもの

もぐさ、線香、線香の燃えかすを落とすための灰皿、ライター、水で濡らしたティッシュペーパー。

もぐさと線香

せんねん灸のもぐさ。500円くらい。線香つきです。63gも入っていますから、ずいぶんもちます。

お灸の手順

①ツボにマジックなどでちょんと印をつける。
②もぐさをちぎって手のひらに置き、人差し指で細長くよじります。
③それを米粒の半分くらいの大きさにちぎります。これが1回分。
④濡らしたティッシュで、ツボを軽く湿らせます。
⑤そこへもぐさを乗せます。
⑥線香で、もぐさに点火します。
⑦もぐさが8割燃えて、チクンと熱刺激があった瞬間に指でもみ消します。
⑧ひとつのツボに5~10回ほど繰り返します。
⑨1日1回、毎日つづけます。

※ツボの位置、対応する病気などは、「せんねん灸」のホームページがくわしいです。

ツボ押し(指圧)やお灸の注意点

ツボ押し(指圧)もお灸も自宅で手軽にできますが、れっきとした医術です。事前に医師や鍼灸師に相談することが推奨されています。とくに免疫力が極端に落ちている方や、糖尿病の方は火傷から感染症にかかることもあるそうです。始める前に主治医への相談が必要です。妊娠中の方も、流産のリスクがあがるツボもあるといいますから、医師に相談してくださいね。

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水酸化マグネシウム(スイマグ)で便秘解消

ミルマグ(水酸化マグネシウム)

ミルマグ(水酸化マグネシウム)

水酸化マグネシウムを含有したサプリメント

便通改善には、緩下剤「スイマグ」

1日2食にして、さらに少食にすると、これでもか! とばかりに生野菜を食べているにもかかわらず、便秘になりました。便秘はアトピーの症状の悪化原因のひとつ。早く解消したい。そんなとき、役に立ったのが水酸化マグネシウムです。

わたしはこれまで、便秘になったことはほとんどないため、便秘薬を使ったことはなかったのですが、幼少期よりずっと便秘がちの妻によれば、便秘薬は常用するうちに効果がなくなり、服用量が増えていくそうです。しかも、腸をただれさせ便通を整えるものだから、への負担が大きい。腸内環境を改善しようとというのに、そんなものは使えません。

この点、水酸化マグネシウムは安心です。マグネシウムイオンの働きで、体内への水分吸収を抑え、腸内に水分をたくわえます。これによって固い便に水分を与えてやわらかくし、排泄させるのです。だから一般の便秘薬と異なり、腸への負担がなく、腹痛も起きません。習慣性や副作用もないといわれます。ゆるやかに効くので、浣腸のようにトイレにダッシュ、なんてことも起こりません。自然なお通じが得られます。

緩下剤としての働きのほか、腸の傷を癒やしたり、腸内の一酸化炭素の毒を消したり、宿便をほぐしてくれたりといった効果もあるそうです。

使い方は簡単。就寝前か起床時、コップ1~2杯の水とともに飲みます。

同じようにマグネシウムの働きを利用して排便をうながすものにエプソムソルトがあります。手元にあるなら、スイマグの代わりに利用できますよ。

スイマグ以外の便秘解消法

便秘の背景には水不足がかかわっていることが多いと感じます。とくに便が硬い場合、体内に水分がまったく足りていません。1日かけてデトックス(排泄)に十分な水をたっぷりと飲む、ふだんからこうした意識を持つことが大切です。特定のハーブティーもおすすめ。次のようなものは排泄を手助けしてくれることで知られています。

それでダメならスイマグに手を伸ばすのもいいと思います。ほかにも便秘を解消する手段はいろいろあります。

  1. 小さじ1杯のオリーブオイルを、便通があるまで1日3~4回飲む。
  2. 乳酸菌食品(ぬか漬けなど)を食べる。
  3. 乳酸菌サプリオリゴ糖を飲む。
  4. お腹をオイルでマッサージする(効く)。
  5. 蒸しタオルを腸に当てる(これも効く)。
  6. リンゴダイエットを行なう(人によっては便秘になる)。

最終手段としては浣腸もあります。自然なお通じではない、と敬遠される方がおられますが、大腸末端部の汚れや宿便排泄にはとても役に立ちます。わたしはあえて定期的に行なうようにしていました。

【サプリと健康食品の関連記事】乳酸菌サプリ比較ビタミンビオチンプロテイン

食事制限や断食で栄養失調になったら?

食事制限の栄養不足にプロテイン活用

食事制限を開始して1か月ほど経ったある日、手の爪先がぼろぼろと剥がれていることに気がつきました。数日たってもそれが治りません。いっそうひどくなっていく。少食による栄養不足に違いない。わたしは頭を抱えました。

爪がもろくなっているということは、とくにたんぱく質が欠乏している。しかしそのころ、はおろか、消化によいといわれる魚でさえ食べると悪化することがあって控えていたからです。

大豆は問題ありませんでした。でも納豆や豆腐、煮豆などでたくさん食べている。これ以上は摂りたくない。大豆は健康食品ですが、大豆イソフラボンの過剰摂取には害があります。かといって食事の量そのものを増やすと、胃腸を休ませることができなくなってしまう。

苦肉の策として思いついたのが、プロテインを摂取するということでした。以前、筋トレ用に買ったものがたまたま部屋にあり、目についたからです。プロテインは消化吸収にすぐれています。

ホエイプロテインで栄養失調から回復

利用したのはホエイプロテインでした。

「ホエイ」は、牛乳由来のたんぱく質(牛乳を温めたときに表面にできる膜)。アトピー乳製品はご法度です。ほんとうならホエイプロテインなどは禁忌中の禁忌。実際、以前飲んだときは症状が悪化しました。

でも現在は、たんぱく質を分解してくれる心強い味方がわが家にいる。そう、カスピ海ヨーグルト乳酸菌たちです。

わたしは、ヨーグルトを手づくりする際、ホエイプロテインを牛乳に混ぜることにしました。クレモリス菌FC株(カスピ海ヨーグルトの乳酸菌)が、牛乳のたんぱく質はもちろん、プロテインのたんぱく質もいっしょに分解してくれることを期待したからです。

プロテインとヨーグルト

食品添加物や人工甘味料砂糖を含まない、高品質のホエイプロテインです。たんぱく質含有率92.9%。これはかなり優秀な数字。ビタミンCやB群などのビタミンも添加されています。

結果は吉と出ました。完成したヨーグルトを食べても、症状の増悪はありませんでした。爪も1週間で元通り。

めでたしめでたしというわけです。

プロテイン利用時の注意点

ホエイプロテインなど、高純度のたんぱく質を大量に連用すると、乳製品のアレルギーを発症する可能性が高まります。この点、くれぐれもお気をつけください。

アトピーの方は、腸粘膜がスカスカだからです。プロテインのたんぱく質は本来、健康な腸にとっては分解しやすく吸収しやすいのが利点です。が、アトピーの場合はこれがアダとなる。きちんと分解されないまま、スカスカの腸粘膜から吸収されてしまいます。アミノ酸のサイズまで分解されていないホエイは、身体にとっては異物です。免疫が発動します。炎症反応が起こります。

さきほどホエイプロテインを飲むと症状が悪化していたとお話ししましたが、その理由はこうしたことにあると考えています。プロテインにはもうひとつ問題があります。精製過程でたんぱく質が変性している可能性があるのです。

変性たんぱく質はアレルギーを起こしやすい。だからソイ(大豆)プロテインも避けたほうが無難です。わたしは大豆アレルギーではありませんが、特定のソイプロテインを飲むとかならず蕁麻疹が出ます。大豆たんぱくの構造が変化しているからだと思います(ほかに説明のつけようがない)。

さらに未分解のホエイに対するこうした免疫応答を繰りかえしているうちに、ホエイに対する食物アレルギーが定着していきます。

わたし自身、乳製品アレルギーをいつからか発症していました。いちばんの原因はヨーグルト。毎日大量に食していましたから。が、そこにはこの時期のプロテイン摂取もいくらかは関与していたのかもしれません。

いずれにしろ、栄養素はやはり極力食べ物から摂取すべき。高度に精製あるいは加工されたものは、身体にとって不自然。やさしくありません。

まとめ

結論としては、たんぱく質不足は、自然なたんぱく源で解消すべきということになります。

たんぱく質の摂り方はこちらの記事にまとめています。

わたしがやるべきだったのは、精製たんぱくに頼ることではなく、良質のたんぱく質(新鮮な魚など)を適正な範囲で食べる、ということだったのです。当時は食べ方を誤っていたのです。冒頭に「魚でさえ食べると悪化することがあって控えていた」と書きましたが、あれはヒスタミン中毒のせいです。いまならわかります。

プロテインは優秀なたんぱく源とされていますが、アトピーの身体には低質であり、不向きです。

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